パラアイスホッケークラブ選手権で悲願の初勝利へ。
創設2年目、ロスパーダ関西の挑戦
プロジェクト期間延長のお知らせ(2020年2月26日追記)
いつもロスパーダ関西を応援いただき、本当にありがとうございます!
現在のプロジェクトの盛り上がりを踏まえ、より多くの皆様に私たちのプロジェクトを知っていただけるよう、期間を1か月延長させていただくことにいたしました。
(変更前)2020年2月29日まで
(変更後)2020年3月31日まで
リターン実施時期は、以下の通りとさせていただきます。
・2月末までにご支援いただいた方 → 3月上旬から順次実施 (変更無し)
・3月中にご支援いただいた方 →プロジェクト終了後、4月上旬から順次実施
リターン実施状況については、支援者コミュニティでも随時ご報告していきますので
お楽しみに!
スピードとパワーのぶつかり合う「氷上の格闘技」
スケートリンクに立ち込める冷気を切り裂く、スレッジの軽快な疾走感。
観客に瞬きすら許さないパス回し、一瞬の隙を突いて繰り出される超高速シュート。
華麗に氷上を滑り、時にはスティックが折れるほどの激しいコンタクトプレーを
繰り広げながら、選手たちはお互いのゴールを奪い合う。
パラアイスホッケーは下肢に障がいがある人たちによるアイスホッケーです。「スレッジ」と呼ばれるスケートの刃を二枚付けた専用のそりに乗り、左右の手にスティックを一本ずつ持ってプレーします。アイスホッケー同様にボディチェック(体当たり)が認められており、「氷上の格闘技」と呼ばれるほど非常に激しいスポーツで、冬季パラリンピックの正式競技です(日本代表は2010年バンクーバー大会で銀メダルを獲得しました!)。
(12月10日追記)2019国内クラブチーム選手権大会
出場チーム:
長野サンダーバーズ
東京アイスバーンズ・北海道ベアーズ合同チーム
ロスパーダ関西・東海アイスアークス合同チーム
関西・東海合同 vs 東京・北海道合同
0 12
(0-0-0) (5-6-1)
関西・東海合同 vs 長野サンダーバーズ
0 6
(0-0-0) (2-2-2)

選手たちは必死にパックを追いかけ、最後まで粘りを見せました。
チームの危機を何度も救ったGK大西選手の身体を張ったプレー!

2019国内クラブチーム選手権大会観戦記(スポチュニティFaceBookへのリンク)
今年度は残念な結果に終わりましたが、あらためてチームの課題を再確認することができました。悲願の初勝利に向けて、また再スタートを切って一丸となって取り組んでいきます!
クラブ選手権での初勝利を目指して
2018年、私たちは西日本初のパラアイスホッケークラブチームとして、ロスパーダ関西を結成しました。監督を日本代表コーチの町井清が務め、「ガッツ&スマイル」をスローガンに、競技に取り組んでいます。チームには14名が在籍しており、今年の世界選手権の日本代表メンバーに選ばれるなど活動の幅を広げている選手もいます。また、小・中学生のジュニア勢も参加する将来性豊かなチームです。

昨年、私たちはクラブチーム日本一を決める「2018国内クラブチーム選手権大会」に初めて出場することができました。歴史と実績のある長野サンダーバーズ、東京アイスバーンズの壁は高く、全敗に終わりましたが、念願の得点を挙げることができました。そして、この貴重な試合経験を通して自分たちの課題が明確になり、またパラアイスホッケーという競技の面白さをより感じることができました。それ以来、「クラブ選手権での初勝利を目指そう!」をチームの合言葉として、一丸となって練習に取り組んでいます。
実戦経験をもっと積んで強くなりたい!でも、遠征費が足りません
私たちがその目標を達成するために必要なもの、それが実戦経験です。
氷上の格闘技とも呼ばれるパラアイスホッケーの魅力は、なんといっても身体のぶつかりあいとスピード感ですが、私たちはこのクラブ選手権でライバルチームに太刀打ちできませんでした。そのため、普段の練習メニューの強度を上げたいところですが、メンバーがまだ少ないこと、また高額なリンク使用料を考慮すると月に1度程度の練習機会しか確保できないことから、いまだ十分な内容で取り組むことができていません。
「クラブ選手権での初勝利」という目標の達成のためには、まずは練習機会を増やすこと、そして他クラブチームとのトレーニングマッチの機会を創ることが絶対に必要です。しかし、関西エリアには他にチームがありません。そのため長野、東京、北海道、愛知の各クラブチームへの協力を仰ぐことになりますが、必要な遠征費がありません。今回のプロジェクトを通してぜひ実現したく、どうか応援をお願いします。
パラアイスホッケーの魅力をより多くの人に伝えたい
監督の町井です。私が現在構想しているのが、選手たちの実戦経験を高めるための新しい大会の創設です。パラアイスホッケーの大会は年1回のクラブ選手権しかありません。新たな大会を創設することは、パラアイスホッケー界全体のレベルアップ、ひいてはパラリンピックでのメダル獲得にもつながってきます。
それを実現するには、まずは私たちのスキルアップが不可欠です。普段の練習で培った技術は、実戦を経験して初めて身につくものです。少しずつ競技の奥深さを体感する選手が増えてきた今だからこそ、他チームとの合同練習や練習試合を通して、切磋琢磨する大切さを学んでほしい。そういう重要な時期にきていると感じています。
現在は、選手が個々に他のクラブチームへ修行に出かけることはありますが、チーム全体としてレベルアップを図る機会と資金がありません。ホッケーも「ONE TEAM」の一体感が必要です。ぜひともこの大切な遠征を実現したく、みなさんのご支援・サポートをいただけないでしょうか。
その先のステップとして、来年度にはぜひ地元関西で大会を開きたいと考えています。クラブチーム同士の対戦はもちろんのこと、パラアイスホッケーの体験イベントなども行い、より大勢の方にパラアイスホッケーの魅力をお伝えできれば、と思っています。
大会開催を通じて、関西の障がい者スポーツの活性化や、障害を持つ子どもたち、そしてそれを支える多くの人たちに夢や希望を与えるきっかけをつくること、それが私の夢です。
新メンバー募集中!アイスホッケー仲間の練習参加も募集しています!
パラアイスホッケーは障がい者だけでなく、健常者の方も一緒に楽しむことができる競技です。(日本一を決めるクラブ選手権にも選手として出場が可能です! もちろん、スレッジに乗ってプレーしますよ!)ご興味のある方はぜひ体験にお越しください。
また、私たちの「練習パートナー」として参加してくださるアイスホッケーのチームやプレーヤーの方も大募集しています。アイスホッケープレーヤーとの練習は、私たちに足りないスピード感覚を磨くことができるとても良い機会になります。
みなさんのチームとロスパーダ関西がリンク使用料を折半し、リンク半面でそれぞれの練習を行うことも可能です。また、リンク全面を使用して両チームでゲームを行うことも想定しています。交流を図りつつ実戦感覚を養うことが、今のチームには必要なことなのです。
体験、練習参加にご関心のある方は、下記の担当者までご連絡ください。追って、ご案内を差し上げます。
担当者:町井清(監督)・青木栄広(コーチ)Eメール:staff@rospada.jpn.org
関西から日本代表へ、そして世界へ「全員がライバルや!」
私たちのチームには、2010年のバンクーバー大会以来となるパラリンピックでのメダル獲得を目指す選手たち、そして未来の日本代表を担える可能性を秘めた子どもたちがいます。
注目選手紹介
◇濱本雅也(FW/キャプテン)

はじめまして。ロスパーダ関西の初代キャプテンの濱本雅也です。僕が初めてパラアイスホッケーを知ったのは体験会がきっかけですが、氷上をものすごいスピードで滑る選手のカッコ良さは、今でも印象に残っています。それから競技を始めて3年、僕も日本代表の合宿に参加するようになり、パラアイスホッケーの面白さにますますハマっているところです。
ロスパーダ関西のメンバーは、めっちゃ、うるさ……にぎやかです(笑)。みんな明るく、楽しいメンバーがそろっています。この仲間たちと、ずっとホッケーをやっていきたい。もっと練習して、一緒に強くなって、勝つよろこびを共有したいです。みなさんも、僕たちと一緒にプレーしてみませんか? そして上を目指して強化を図るために、みなさんのご支援をお願いいたします!
◇伊藤樹(FW)
中学生プレーヤーの伊藤樹です。もともとアイスホッケーをやっていましたが、5年前に交通事故に遭い、車いす生活になりました。それから青木コーチとの出会いがあって、パラアイスホッケーを始めました。日本代表にはパラリンピックに出場した先輩たちがたくさんいるけど、全員がライバルやと思って練習しています。やっぱ、ホッケーはむっちゃ楽しい! クラブ選手権はぜったい勝つぞ!
ぜひ彼らの挑戦を応援していただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。
支援金の使途
本プロジェクトの支援金は以下の用途に活用させていただく予定です。
・スケートリンク利用料
・競技用具の購入費
・遠征費
・大会の開催費(来年度の開催を計画中)